第6章 発覚*
それより子供って…。
私達、まだ結婚式の予定ないのに。
赤ちゃんデキちゃったらどうするんだろう。
出産してから入籍するのも、海外ではあるようだけど。
ここは日本だし。
「名前は視覚共有とか出来るの?」
「そんなの出来るわけないよ」
「そっか。出来たらいいのにね。そしたら名前がどんな景色を見てるか分かるのに」
そういうことも出来る人がいるんだ。
呪術師って、やっぱり凄いな。
「とりあえず。そんな大事なこと隠してた名前ちゃんには、お仕置が必要だよね?」
「へっ?」
一体、何を言い出すんだ。
この人は…。
「さあ。始めようか」
ニヤリと笑う悟さんに、嫌な予感がする。
残念なことに、その予感は的中してしまう。
“ぐちゅッ♡ぐちゅッ♡ぐちゅッ♡ぐちゅッ♡”
「ああッ♥やぁんッ♥気持ちいいっ…ああんッ♥」
ベッドに寝そべる悟さん。
私は彼の顔の上に跨って、秘部を擦りつけるように。
腰を振らされていた。
室内に卑猥な音が響き渡って。
顔に熱が集中する。
こんな格好、恥ずかしい。
でも悟さんが喜んでいるから。
羞恥心に耐えながら、腰を動かし続けた。