第5章 支配*
一気に眠気が覚める。
「いやいやいや!ないでしょ!それはダメだよ!」
「どんなに嫌がっても僕は止めないよ。だって、こんなに欲してるんだもん」
悟さんは、硬くなったモノをゴリッと押し当てる。
「でも合意のないセックスを、世間ではDVって言うんだよ!?分かってる!?」
「知ってるよ。でも僕はするから」
怖い顔をした悟さんが、私に覆い被さる。
「お願いだから、明日にしよ?ね?」
「やだね。そんなに疲れるなら、仕事辞めればいいでしょ?」
「そんな無責任なっ___んんっ」
唇を塞がれてしまい、言葉が続かない。
口内を激しく犯されて、いやらしい水音が響く。
“ちゅっ♡くちゅっ♡くちゅっ♡ちゅっ♡”
「んんっ…はぁんっ…んんッ♥」
濃厚なキスに酔いしれる。
彼のキスは媚薬だ。
トロンと絆されてしまう。
キスの余韻に惚けていると。
いとも簡単に、部屋着を脱がされた。