第33章 休暇7日目②*
朝日に照らされて目が覚める。
ゆっくり寝ていられるのも今日で最後。
「ふああっ」
大きな欠伸をして、一先ず悟さんにキスをする。
相変わらずの低血圧だけど、今日はなんか調子がいい。
そして昨夜の出来事を思い出し、身なりを確認した。
キレイになってる。
きっと悟さんがお風呂に入れてくれたんだ。
有難い。
カフェラテを淹れに行こうと立ち上がったところで。
異変に気がついた。
ん?
なんか変な感じがする…
下着がゴワゴワしている感じがして、バスローブの紐を解く。
下着を見て、絶句した。
信じらんない…
何なの!?
この下着!
乳首は隠れてないし。
悟さんによって、大きく育てられたクリトリスも飛び出してる。
「ちょっとっ!悟さんっ!」
枕で悟さんを叩き起こす。
「ん?…名前…どうしたの?」
「どうしたの?じゃないよっ!何これ!?」
「あー…困るよ。名前。そんなヤラシイ下着で僕を誘惑して…」
へらりと笑う悟さん。
まさかこれが昨日の迷路の主導権?
こんなの聞いてないよ。