第29章 休暇5日目*
休暇5日目。
朝起きてから、直ぐに客室露天風呂に入る。
「あー。極楽…」
贅沢だよねー。
朝から温泉なんて。
お陰さまでお肌すべすべだし。
ジュースを飲みながら、温泉を満喫する。
昨日は移動とエッチで疲れちゃったから、
お風呂入って、ご飯食べたら、すぐ寝ちゃったんだよね。
今日は朝から温泉は入って、ちょっと観光したいな。
お風呂から上がって、未だ寝ている悟さんを起こしに行く。
「悟さん?悟さーん?」
「………ん…名前?」
「そうだよ。おはよう」
「おはよう。はい。お水」
ごくごくとお水を飲む悟さん。
「………ありがとう。しかし朝からいい眺めだね」
「ん?ああ、これは今お風呂に入ってたから」
バスタオルで巻いてあるだけの身体のことを、言ってるんだと思う。
その発言ってセクハラ親父と同等だよね。
「ねえ?今日どうする?」
「んー。どうしようかな…。ねえ?名前?」
「うん」
「ちょっとこっち来て」
私は首を傾げて、立ち上げる。