第23章 衝突
side.五条悟
「名前。ベッドに行こう?」
「あっ、えっ?何で?」
何でって、君のその隈。
それ見たら、横にさせてあげたくなるでしょ。
僕はふわりと名前を抱き上げると、ベッドに下ろす。
抱き締めるように添い寝をする。
暫くソワソワしていたけど、直ぐにスヤスヤと寝息が聞こえてきた。
君は本当に手がかかるね。
僕を3人相手してる感じなのにさ。
そんなの普通に疲れるでしょ?
子供たちが心配だから、遠出は出来ない。
この際、神奈川でいいよね?
ポチポチとスマホを弄り、HOTELの予約を取る。
たまには名前にリフレッシュして欲しいし。
二人の甘い時間を過ごしたい。
神奈川なら急な案件が入っても、君はスパでリラッスク出来るしね。
明日から一週間、楽しみだなぁ。
君は驚くかな?
そもそも僕達、新婚旅行行ってないしね。
名前が貧乏くさいから、沖縄での挙式と新婚旅行がごっちゃになっちゃったんだよね。
名前。
喜んでくれると良いけど。