第20章 朗報*
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
息が上がる。
最近体力ついたと思ったんだけどな。
「大丈夫?お水飲む?」
コクリと頷くと、悟さんがお水を持って来てくれる。
ごくごくとペットボトルのお水を飲む。
漸く息が整った。
本当に優しいよね。
ベッドに戻ってきた悟さんの腕に頭を乗せる。
「ねえ?気持ち良かった?」
「君はいつも最高だよ」
チュッと私の額にキスを悟さん。
「そっか。ご褒美になった?」
「あと3回しないとだめかな?♡」
「えっ?」
「嘘。嘘。ご褒美になったよ」
「そっか。良かった」
悟さんにぎゅっと抱きつく。
「名前。大好きだよ」
「私も大好き」
見つめ合ってキスをする。
「悟さんと結婚して良かったな」
悟さんは一人で何でもこなせちゃうから。
正直、私なんか必要ないと思う。
でも悟さんはこんな私を愛してくれている。
自惚れなんかじゃなくて。
だから貴方を幸せにできるのは、私だけだって自信を持てるの。