第15章 再会
「初めまして。五条名前です。呪術師じゃないけど、宜しくね」
改めて挨拶すると、皆それぞれに個性的に挨拶を返してくれる。
若干失礼な子たちだけど。
「じゃあ、私は散歩の続きをしてきます」
「僕も付き添うよ」
「えっ?でも…」
一応、教員なんだし。
皆についてた方が…
ちらっと東京校の皆を見ると、悠二くんをいじめていた。
どうやら生き返ったことを内緒にしていたらしい。
野薔薇がめちゃくちゃ怒っている。
「じゃ、行こうか」
「うん」
私たちは蓮を連れて歩き始めた。
「悟さんは黙ってればモテるんだね」
「あ、ヤキモチ?でも安心して♡僕には名前だけだから♡」
うん。
正直、愛が重たくて窒息しそうだよ。
「今日は呪術界の上層部が来てるんだ」
「そうなの?」
「面倒な奴らでさ。何があるか分かんないから。京都校が帰るまで、僕か硝子の側にいてくれる?」
「分かった」
悟さんに面倒と言われたらお終いだな。
なんて失礼なことを考えていた。