第7章 ハジメテの…
「……指、入れるよ?」
君が甘く囁きながら
僕の中に指を忍ばせる
「ぁはっ…ん////」
「ダメ、目ぇ瞑んないで?」
思わず閉じてしまった僕の瞼に
君がそっと口付ける
「はっ…はぁっ……しょお、くん…///」
言われて薄目を開けた僕に
君が、微笑む
「智くん、気持ちい?」
「うん…気持ちぃ///」
ああ
なんて、気持ち良いだろう
「もっと奥まで入れても平気?」
「うん、平気…… もっ、と……奥まで…あぁ////」
ああ、なんて
…なんて、幸せだろう
「…ね、まだ…十分に解れてないかもだけど…
…入れても良いかな?
俺もう、そんなに保たないかも///」
「いいよ、もう……大丈夫平気だよ///」
幸せ過ぎて
なんだか実感が湧かない
なんて
そんなことをボンヤリ思っている僕の目の前で
君が、バサッと着ているものを脱ぎ捨てた