• テキストサイズ

Wonderland

第3章 変わらないもの





近「ま、まあトシ、顔をあげてくれよ」

土「……」

近「まあ、トシが居場所のない奴を放っておけないのもわかってるさ。 よし、ちゃんを女中として迎え入れよう」

土「近藤さん…」

近「さすがに女の子に隊士をやらせるわけにはいかないしなぁ。 真選組内にいるならちゃんも安全だろうしな」

土「あ、ああ。ありがとう近藤さん」




土方は顔を綻ばせ、近藤さんにお礼を言ってその場を後にした。






ーーーーーーーーーーー…







近「…っていうことがあったんだ」

『……え、ちょっと待ってよ…』

近「いやーまさかトシの奴がなぁ〜」




そのあと近藤さんは何か話してたけど
もう頭には入ってこなかった。



土方は近藤さんに頭を下げて
私をここに置くように?


なんで?
どうしてそこまでするの?



土方が頼み込んでくれたの?


どういうこと……



近「トシも昔居場所がなかったんだよ。 だからちゃんの気持ちが痛いほどわかったんじゃねぇかな」

『…ト…土方も?』

近「あぁ」



あっぶな、
危うくトシって呼ぶとこだった。おえ。


/ 83ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp