第3章 変わらないもの
山「俺も一緒に副長の部屋いるから大丈夫ですよ」
『はあ…』
山「消息不明の人気アイドルが屯所にいるってなるとマスコミやらメディアやらが来そうだね」
『あ、そーですね』
山「一応情報は流さないようにしてるんだけど、きっとすぐばれちゃうよね」
『あ、そーですね』
山「……」
にしても、
殺風景な部屋だなぁ。
私は土方の部屋に座ってて、
山崎さんは襖の近くで仁王立ちしている。
襖の向こうには人影が三人ぐらいいて
護衛みたいなことされてる。
そーいえば、
銀さんたち大丈夫かな。
私のこと助けてくれるはずだったのに
警察に助けてもらっちゃったよ。
でも、
真選組の人たち大丈夫かな。
あの大手企業の坂本財閥をぶっ潰すって…