第2章 大丈夫って言ってるやつが一番大丈夫じゃない
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『みんなー!今日は来てくれてありがとう!』
通「ありがとうきびうんこー!」
そう言って私とお通はステージを後にした。
『お疲れ様ー、疲れたね』
通「途中で死ぬかと思ったんこぶりぶり」
『あはははは‼︎』
私、16歳は
人気アイドルというものをやらせてもらっている。
寺門通に並ぶくらいの人気で、
二人でコラボで曲を作ることも多々ある。
事務所も同じで、私たちは親友だった。
でも、私には悩みがーーーーーー…
男「よお〜」
『さ、坂本先輩…』
お通と二人で事務所に帰ると、
事務所の先輩の坂本が私に声をかけてきた。
この人は人気こそないくせに、
事務所の社長に気に入られている。
とても傲慢でやっかいな人…。