第2章 大丈夫って言ってるやつが一番大丈夫じゃない
新「お茶です‼︎」
新八は妙な女にお茶を出すと
銀時たちの後ろに隠れた。
ソファーに向かって右には妙な女。
左には銀時、神楽、新八がいる。
新「なんなんですか?あの変な格好した女の人…」
銀「いや、よくわかんないけど…
もしかしたら顔面がすごい不細工なのかもよ?」
『……これは変装です』
銀「やべーよ‼︎ 今の聞こえてたよ‼︎
絶対声怒ってるって‼︎」
新「銀さんの声が大きいからでしょーが‼︎」
『あの…』
銀・新「「はい⁉︎」」
二人は驚いて声が裏返っていた。
神楽は酢こんぶをむしゃむしゃ食べているだけだった。
『あの、私…
隠れて過ごさないきゃいけないんです…
身を潜めるっていうか…』
銀「身を潜めるぅ? なんでまたそんなことを?」
『…追われる身になってしまったんです』
銀「なーにお宅犯罪でもしたの?
悪いけど犯罪者ならお断りですよー」
『いえ、犯罪ではないんですけれど…』
銀時は鼻くそを飛ばして、妙な女を見る。
顔全体が隠れているため表情が読み取れない。