第16章 たったひとつの （五条悟）

わざとらしく立てられる卑猥な水音に体温が上がっていくのを感じる。それを悟も分かってる。嬉しそうに指を絡めながら私の手を握って確かめているから。

「は、すごい溢れてくる…♡」

『もうおしまい…っさとる、ッ』

「こんなに溢れてきてるのにもったいないよ。僕が全部綺麗にしてあげるからはそのままたくさん感じててね♡」

『んん、は…っぁ、や、ッ』

「僕の愛が伝わってなかった子にはやめてあげなーい」

体温が上がっていく。
身体が芯からとけていく。
思考が奪われていく。

「今日は僕の勝ちだね。諦めて一緒に気持ちくなろーね♡」

脚の間から顔を上げた悟が私の表情を見るなり嬉しそうに笑う。内腿に何度も吸い付いて痕を残す悟がいやらしくて思わず目をそむけた。

「なんで目逸らしたの？見てて、僕がに印残すとこ。」

私の足首を肩にかけて見せつけるように口付ける。どこもかしこも性感帯になったみたく敏感になってる。悟にはかなわない。私をのせるのが上手くて、自分の武器をよく分かっている。

「はは、お前の肌は白いからよく映えるね」

『も…っ十分でしょ…っ』

「そうだね、僕も我慢できなくなってきたし。もそろそろ僕のがほしいでしょ？」

『ま、って…大きくしすぎ悟……ッ』

鍛え上げられた身体。その腹筋に届くほど反り返ったモノ。その先端からは透明な液体が溢れている。

「先走りすっごいや♡」

『んん…っそこやだぁ…！』

敏感な蕾に先端を合わせて上下に擦り合わせられる。お互いの愛液が潤滑油になってぬちゅぬちゅと耳を塞ぎたいほどに音をたてている。

「んは、きもち♡えっろい♡」

『ぁあっ、あっらめ、さとる…ッ』

「だめなの？」

『わざと音立ててる…っや、だ…！』

「こうするとの身体熱くなるんだもん、かぁわいいよね♡いっぱい恥ずかしいといっぱい気持ちよくなれるから大丈夫だよ♡」