第16章 たったひとつの (五条悟)
side 虎杖
俺は今とんでもなくラッキーだと思う。
転んだが頭を打たないようにって咄嗟に下敷きになったんだけど慌てて床に着いた手が床じゃなくて俺の…俺の息子に着地してます…!!
体勢を整えようと若干動く手のせいで少しずつ元気になっていくのが分かる。
何とか気を取り直して勉強を再開したけど治まるどころか元気になってます…!
いつもは結んでる髪をおろしてるとか、制服じゃなくてもこもこのルームウェア着てるとか、ボディクリームの匂いとか、さっき事故で思いっきり触られた俺の息子とか!!もう全部が気になって集中できないです…。
ただでさえ俺はのことが好きなのに。こんなん我慢しろって方が厳しいって。
『悠二くんも集中力きれちゃった?また明日にする?』
「なあ」
『うん?』
「ごめん俺…ちょっと我慢できんかも」
『なにが?…っわ!』
触れるほどの距離で隣に座っていた彼女を抱き上げてベッドに降ろす。その上から押し倒すように覆いかぶさつて桜色の唇を奪った。
『……ん、ん…ゆ、じくん…っ?』
「…っは、の唇やわらかい…可愛い。」
『まってゆうじくん…っはぁ、』
「ごめん待てない…可愛い。いい匂いする。」
俺の肩を押し返す手をひとまとめにして頭の上で固定する。反対の手をルームウェアと肌の隙間に滑り込ませるとピクリと反応を見せてくれた。
「の肌ちょーすべすべ。喰っていい?」
『え、だ…め…ッンン!』
服をまくりあげて見えた白い肌に舌をそわせれば甘い声が降ってきた。その声で俺のモノは完勃ちだしなんなら痛いくらい。
「こんな声聞いたことない超かわいーんだけど…」
『ん、は…ッあ、ゅじくん…っだめぇ』
「おっぱい苦しそうだから外してあげんね」
窮屈そうに包まれた真っ白な膨らみを解放するとふるりと揺れた。こんなん誘われてるでしょ。