第10章 約束 ( 北信介 )
初えっちが対面座位てどないやねん。
北さんとはどんなえっちすんねやろ。
意外とハードなんかな…。
『…宮くん考え事?』
「あ、いや…このまま押し倒してもええですか?」
『えと…ん、うん』
いや、床やと痛いか…?
ベッド2段やからやりずらそうやねんな…。
1度抜いて彼女を横抱きにする。そのままリビングへ行ってソファにゆっくりと降ろした。
『ちょ、ちょっとなに…?』
「いや、床やとさん痛いかな思うて。今日誰もおらんからリビングでシましょ?」
戸惑う彼女の中にもう一度自身を沈めていく。
『ん、いきなり…っン』
「っは、全部入りましたよ…?」
『おく…に当たってる…ッ』
「さんの中めっちゃキツい…」
『あっあ…あ、変にな、る…っ』
白い肌に程よく引き締まった身体。中は驚くほどキツい。動かす度にきゅうきゅう締め付けてきとる。
「さん、さん…っ」
『んぁ、宮く…んッ』
「は、あ…好き。さん好きっ」
『わた…私も…っんあ!』
「…っやばい、幸せすぎて死んでしまいそうや」
俺の好きに私も、と返してくれた声が快楽に震えていて。それが俺を酷く興奮させた。
『んはぁ…ッあ』
「さん可愛ええ、中キッツ…っ」
『も…ィ、イきた…いっ』
「ええよ、たくさん気持ちようなって?」
『ん、宮…くんっ、もぅだめ…ッ』
俺の首へと腕を絡めた腕にきゅっと力が入る。細い腰を反らせてピクンピクンと痙攣する真っ白な身体。さっきとは比べ物にならないくらいにぎゅうぎゅうと締め付ける中が脈打って俺を絶頂へと導く。
「は…っく、ゃば、い…ッ」
『はあ…っは、あ…はぁ』
「さん俺も…出そ…っう」
『いーよ…きて、あつむくん…?』
「え…あ…っ」
思いのまま奥に打ち付けたと同時に愛おしい声が俺の名前を呼んだ。初めて…ちゃんと呼ばれた。理解した瞬間、薄い膜越しに彼女の最奥で欲を放った。
『…中でピクピクしとる…ね?』
「ご、ごめんなさい…俺めっちゃダサい…」
名前呼ばれて興奮してイくとか…ダッサ…。