第8章 トライアングル (三ツ谷隆 柴八戒)
ギリギリまで引き抜いて奥へと腰を進める。何度も何度も繰り返すうちに互いの余裕がなくなっていく。快楽から逃げようとする彼女の細い腰を捕まえて反応をみせたトコロを執拗に攻めた。
『やぁ…っ三ツ谷くん…っんあ!』
「やじゃねぇだろ腰浮きまくりのくせして
ココ好きか?もっとって強請ってごらん」
『や…だぁ、そんなこと言えない…っ』
「言えないならやめるか?」
ピタ、っと腰を止めると潤んだ瞳で俺を見つめて何かを言いたそうにもごもごとしている。
「なーに?もうおしまいがいい?」
『三ツ谷くん…意地悪です…っ』
「意地悪されて感じてんのだろ?
それにな、男は好きな子いじめたくなるんだよ」
『…んん。』
「ほら言ってごらん?」
『恥ずかしい…んです』
「お強請り」
『…っ三ツ谷く、ん』
「うん?」
『もっと…もっとシてくださ…っぁア!』
「…っは、なかなか言ってくんねぇから我慢できなかった。悪ぃな?俺だってシたくてたまんねーっつの。」
『ぁ…んッあんっみつや、くんっ
はぁん、ぁあっ気持ちぃ…ンンッ』
俺の下で乱れる彼女が愛おしい。
喘ぐ声に紛れて何度も俺を呼ぶ声が愛おしい。
好きで好きでたまらない。
「……っぁあ、もう無理…かもっ」
『はっぁあ、私…もなんかキちゃいます…っ
こわ、い…っ変になっちゃ…う!』
「なんかキちゃう?
そういうのイくって言うんだよ」
『ん…イ、くっ』
「そうそう、んで俺のこと呼んで」
『イっちゃ…っみつ、やくん!
三ツ谷くんイっちゃう…っ気持ち、いっ』
「ん、俺もイく…っぁあ出るッ」
すんでのところで彼女の中から引き抜いて
真っ白な腹に白濁した欲をビュルっと放つ。
『…っはぁ、は…あったかいの…が』
「んは、悪ぃ…すぐ拭く。
けどもーちょいまって…っはぁ、っ」
『ん、はい…はぁ、はぁ…っ』
整わない浅い呼吸をする彼女にかかっている白いモノ。キレイな身体を自分のモノで汚してしまった背徳感と優越感。しばらく眺めてからティッシュで綺麗に拭き取った。
そして2人でベッドに潜る。