第7章 心酔愛(乾 青宗 / 九井一)
『も...自分で歩けるよ下ろして?』
「下ろしたら逃げるだろ」
『逃げないよバカ!
逃げたことないでしょ下ろして』
「うあっ暴れんなよ!」
私がどんなに暴れても落とさずに優しく地面へ足がつくように下ろしてくれる青宗。
「それで?今日はなんで捕まった?笑
あ、待って俺わかるかも。
アイツらがの腕掴んだからだろ?」
『なんで分かるの』
「いやー…あれは俺も腹たったからな
に触んなってな?」
『2人とも過保護すぎるんだよ』
「俺たちのだからな。」
『はいはい…』
家に着くなり青宗の部屋に押し込まれてベッドへ放られる。2人とも目がギラギラしてて私に逃げ道はないらしい。
「…腕見せてごらん。
アイツらに触られたとこ見せて?」
『さっき青宗にみせた…ったい!分かったから!』
近づいてきたはじめの顔を抑えていた手を口に含まれて歯を立てられた。なんで2人とも噛み癖あるんだよ…っ!
ワイシャツのボタンに手をかけてひとつずつ外していく。それを満足気に見下ろすはじめ。
「遅いから俺が脱がしてやる」
『ま、ってまって…っあ』
あっというまに脱がされたワイシャツ。
するっと腕から抜かれて下着が晒される。
片腕をはじめ、もう片腕を青宗が掴む。
あの男たちに触れられたところとちょうど同じところに唇を寄せて舌を這わせたり甘噛みしたりして“消毒”されていく。
『も…もういいでしょ…っ?』
掴んでいた私の手をそのまま自分の下半身へと導いた青宗が苦しそうな表情をしながら
「ごめ…こんなになっちまった…」
『ちょっとなんでよ…!?』
「の下着姿久々で無理…我慢できない」
『青宗まって…ま、って!
はじめも何か言ってよ!』
「ごめん俺も無理みてぇだわ」
青宗に掴まれている手と反対の手を今度ははじめが自分の下半身へと導く。ズボン越しでもよく分かるほどに勃ちあがったソコ。
カチャカチャとベルトを外す音が両側から聞こえてすぐに脱ぎだす2人。いつの間に脱いでいたのかと思うスピードで下着だけになった彼らに私の抵抗の言葉は意味をなくしていく。