第5章 王様ゲーム （東京卍會）

ゆっくりゆっくりと大きな昂りを自分の中へと沈めていく。苦しくて何度も止まってしまうけど、私がピクっと反応する度にドクンと脈打つ八戒くんのソレが早く飲み込んでと言うみたいに質量を増していく。

｢く…っやば、い…｣

『八戒くんの…おっきくて苦し…いっ』

自分で自分の好きなトコをトントンと突く。何も着けないのってこんなに気持ちよかったっけ。
ずちゅ、と音を立てながら中で擦れる感じが堪らない。八戒くんのこんな顔初めて見たな。

｢ちゃ…ちゃん…はっあぁあ
ちゃんの中熱くて…キツい…よっ｣

『う…んぁあ…っきもちぃい…んッ』

｢は…うっ…もぅ…キツいかも…っ｣

もう限界が近いと表情を歪めた八戒くんの手に
指を絡ませて体を倒し唇を耳元に寄せる。

『好きに…動いていいよ』

｢〜…っ！
ちゃん…っ好き…好き…っ｣

『んあっ！ソコだめ…んんあぁ八戒く…んっ』

｢も…おれムリ…ごめ、イ…っく｣

『いーよ、キて…八戒くんっ』

｢う…ぁあ…っはあ…っ｣

『ン…ッ、んは、たくさん出たね…』

｢ごめ…ん、中に出すつもりじゃ…っ！｣

『いーよ？気持ちかったね』

中に放たれた温かいものが広がっていく感じ。この感覚久しぶりだな。って言っても八戒くんで2回目なのだけれど…。ハジメテは隆くんだった。職場の飲み会先に迎えに来た隆くんに抱かれた日。隆くんいわく私と同僚の距離が近かったんだと。私も酔っていたし良くは覚えてないけど｢2人で抜けよう｣って言われてお店を出たところで隆くんに連れ去られたんだっけ。

｢…、見てらんねえ…よ。｣

『たかしく…ん、ンッ』

まだ八戒くんに跨っている私に
噛み付くようなキスをする隆くん。

これは…もしかして…。
あの飲み会の日を思い出す。

｢アイツお前のことエロい目で見てた。
ホテル行くつもりだったろ？
俺だけ見ろよ…お願い…俺だけ…っ｣

隆くんの家に連れ帰られて部屋に入るなりベッドへなだれ込むようにして朝まで抱かれたあの日。何度も中に出されたあの日と…同じ目をしてる。

『隆くんまって…っ』

｢俺だけみろって…言ったの忘れた？｣

あぁこれはきっと…やばいやつだ。