第5章 王様ゲーム (東京卍會)
「た、た、タカ…ちゃんっ」
「んー?」
「俺…俺こんなの初めてでどうしたら…!」
「んなら俺が変わってやろーか?」
『…八戒くん。私のことヤダ?』
普段の私ならこんなこと言わないのに…おかしいな。
下着だけで八戒くんに跨ってゆるゆる腰動かして…
どんどん硬さを増す八戒くんのソコがイイ所に当たる
はあ…っお酒で体が熱い…。
飲み干す度に注がれるお酒が減らない。
「…っ!ヤダとかじゃな…うぁ…っ!」
『今…ピクってなったね、可愛い…。
キスしてもいい?八戒くん。』
「えと…え…っと…んッ」
アワアワと戸惑う八戒くんの首に腕をまきつけて
唇を重ねる。八戒くんも熱い…な。
『んは…きもち…ぃ』
「う…っちゃ…んっ」
『また硬くなった…きもち?』
「きもち…い…ちゃん…んぅっ」
もう一度唇を塞ぐと今度は八戒くんの腰が少しだけ動き始めた。興奮してくれてる事が嬉しくて首に回していた腕の力を強めた。もっと密着して八戒くんを感じたかったから。
「おい…もういいだろ…?」
『ん…まって…もう少し…ンッ』
「おいどうした?飲みすぎたか?
離れろ…な?」
あと少しでイけそうだったのに
これ以上は、と隆くんに引き剥がされてしまった。
『んん…あと少しだったの…にっ』
「あれ以上は八戒がショートしちまうからダメ。
もう既に抜け殻みてぇになってっから、な?」
『んぅ…隆くんのばかぁ。』
「よし、次行くぞ、はい引いて〜っ」
回らない頭でなんとか割り箸を引くも王様ではない。
[5]番かぁ〜。がびーん…。
「王様だーれだ!」
「俺です!やった!!」
王様を引いた千冬くんは何にしようかと
ワクワワクしているのが表情から伝わってくる
正直ずっと不完全燃焼のままの体がツラい。
お酒と相まって思考力はほぼゼロ。
「じゃー、5番が両脇の人から5分間
カラダにいたずらされる、で!」
『ん…5番わたしらぁ〜』
あれれ、また私だなあ〜なんて思いつつ
お酒で鈍った思考回路では
あまり深く考えることができなかった
両脇に座っているのは千冬くんと隆くん。
カラダにいたずらってなんだろう。
落書きとかなら水性で書いて欲しいな。
なんて回らない頭で考えているとフワッと体が浮いた。