第2章 *学校*
綾羽side
綾羽「うわぁ~…校舎ピカピカだね!」
私達が入学する中学校は、新しくできた中学で校舎が中も外もすごくキレイだった
綾羽「ねっいっちゃん」
樹「そうだなー」
あ~わくわくするな…だって恋できるかもしれないもん
ドンッ
綾羽「きゃっ!ご、ごめんなさい」
男「…や、俺が悪いし。ケガないか?」
いい人だな…
綾羽「大丈夫で…あれっ!?」
男「どうした?」
お母さんのくれたピンどめがない…
家はお母さんが私を産んで3歳の時に死んじゃったからそれしか形見が残っていない。
それなのにっ
綾羽「大丈夫…です!お名前だけ聞いていいですか?」
男「あぁ…俺は鈴木 捺(スズキナツ)だ、お前は?」
え、私も?
綾羽「立文 綾羽です…それじゃあっ!」
お母さんのピン探さないと…
綾羽「あっいっちゃん!!また後でね」
樹「え?わ、わかった…講堂だぞ」
優しいね…早く探そう
??「ねぇ…」
どこかな~
??「あの~…」
え?私!?
綾羽「私ですか?」