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C-LOVE-R【ブラッククローバー / R18】

第13章 海底神殿の伝説





チャーミーが話しに入ってきて、一番聞かれたくないことを聞かれてしまう。


「愛だの神だの俺にはぜんっぜんわかんないっス!!」


「テメーは黙ってろ。」


アスタはヤミ団長に頭を掴まれている。


「どうせバレちまうんだから、隠したって意味ねぇだろ?それに、お前の首のアザだってわかるやつにはわかる。フィンラルは気付いてるんじゃねぇの?」


「言っちゃえ、言っちゃえ〜!」


チャーミーが煽ってきた。どうせバレてしまうことだ。黒の暴牛のみんなにこれ以上隠し事は作りたくない。


わたしは今もランギルスが好きでフィンラルの気持ちには答えられない。あとでフィンラルと合流したら、そのこともはっきりと言うべきだと思った。


隠し事は相手を傷つけてしまう。実際、ランギルスもそうだった。


「えっと……金色の夜明けの副団長なの……」


わたしがそう言うと、アスタもチャーミーもポカンとしている。


「救食の王子のことしか知らないのら〜!」


「金色の夜明けの副団長って……誰スカ?」


どうやら2人ともランギルスのことを知らないようだ。


「ハッハッハ!こいつらはあんま会ったことねぇし、知らねぇんじゃね?まぁ、知ってても俺とかフィンラルくらいだろ?」


話していると、突然マルクスさんから電報が入る。


ダイヤモンド王国と小競り合いのあった国境付近の町キテンに、ダイヤモンドの一部隊が攻撃をしかけてきたという。さらに敵の数はかなり多いとのことだ。警護をしていた魔法騎士団員たちはほぼ壊滅。


軍勢を引き連れているのはダイヤモンド王国最強の8人である“八輝将”のうちの3人だという。クローバー王国でいう魔法騎士団団長並みの強さだ。


キテンは国境防衛の要。もし落とされればダイヤモンド王国の侵攻を赦してしまうことになるのだ。そこへ“金色の夜明け団”の団員たちが参戦。


わたしたちは魔法帝と共にマルクスさんの通信魔法で戦況の映像を見ていた。そこにはユノさんが活躍する姿が映っていた。


ヤミ団長、アスタ、チャーミーも現場のキテンに援護に行くことになった。キテンまで行くのにフィンラルの空間魔法が必要なのでフィンラルを迎えに行くため、魔法騎士団本部を後にした。


わたしたちは王都に出て、フィンラルを見つけた。どうやらナンパをしていたようだ……



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