C-LOVE-R【ブラッククローバー / R18】
第12章 悲しい夜※
「君の望み通りに、入れてあげるよ……」
ランギルスは下着ごとズボンを脱ぎ捨て、わたしの割れ目に反り勃った自身を押し当てると一気に奥まで入ってきた。
「やあぁぁあんっ……!!あぁっ……!」
「……っ!くっ……」
イク寸前で止められていたため、すぐに限界の波が来る。
「あぁっ……!もう……イッちゃ……やあぁぁっ……!!」
わたしは腰をビクビクと痙攣させて、呆気なく果てた。
「っ……、僕はまだイッてない……」
ランギルスはわたしに構わず、腰を動かし続ける。一度果ててナカが敏感になっているせいか、奥を突かれるたびにビクビクと体が震える。
「やあぁぁっ……!もう……おかしくなっちゃ……あぁっ……!」
「僕のでおかしくなればいい……もう出そうだ……どこに出してほしいんだ?言わなきゃわからない……っはぁ……」
「あぁっ……!すき……ランギルス……ずっとすき……中に出して……」
「う゛っ……!締めすぎだ……出るっ……!」
わたしはビクビクと腰を痙攣させ2度目の絶頂を迎えると同時に、子宮内に生温かい液体が注がれるのを感じた。ランギルスは息を切らしながらすぐに腰を引くと、中に出された精液がドロリと垂れ落ちた。
ランギルスは身なりを整えると、わたしに見向きもせずドアの前に立つ。
「着替えたら、部屋に戻っていい……僕はこれから任務があるんだ」
ランギルスそう言ってドアノブに手をかける。
「待って……話しはできないの……?」
「僕は話すことなんてない。時間がないからもう行くよ……」
ランギルスはわたしの方を振り向くこともなく、部屋から出ていった。
ランギルスの部屋に取り残されたわたしは空虚感に襲われ、涙が溢れてきた。
魔力が全てのこの世界で、ランギルスは有名な貴族で生まれながらに魔力が強くて特別な魔導士だ。故に歪であることは許されなくて、親や周りからの期待に応えるために必死だったはずだ。
認められたいのは魔力なんかじゃなくて、きっと本当の自分自身なんだよね……?
ランギルスは苦しんでいる……今もずっと。逃げ出すことさえできないあなたをわたしはただただ見ているしかできないの……?
どうしてわたしに本当の気持ちを話してくれたの?
ランギルスのことがわからなくなる────……