第5章 再会。
研磨「ともみに会いたい」
クロ「・・研磨。心の声、漏れてんぞ。」
研磨の気持ちが嬉しくて、つい私も本音が溢れる。
「私も、研磨とクロに会いたいな…」
クロ「えー。なんだよなんだよー!2人共そんなキャラだった?
つか俺だって会いてーわ。でも実際どうすっか?
俺ら明日が合宿最終日なんだよ。昼に終わってそっから帰るから、、、着くのは夕方になるな。」
研磨「クロ、それじゃ間に合わない。」
クロ「・・デスね。」
「2人がバレーしてるとこ、久しぶりに見たいな…。私がそっちに行くのはダメかな?勿論邪魔しないし、遠くから見てるだけでにするし。」
クロ「マジ?合宿の場所、埼玉の高校だけど大丈夫か?」
研磨「ともみ、今いる場所教えて?ネットでアクセス調べるから。あとで行き方ショートメールで送る。」
「研磨、ありがとう。助かります。」
クロ「てかともみさぁ。なぁーんか感じ変わったな。
勿論良い意味でだけど。なになに?好きなヤツでも出来たのかなー?」
「出来てないよ。」
クロ「即答かよ(笑)ま、明日のお楽しみって事だな。じゃあまた明日、気をつけて来いよ。」
「うん、ありがとう。」
研磨「じゃ明日ね、ともみ。」
「うん、明日。」
ピッと電話を切る。
携帯の画面を見ながら思わず口元が緩む。
2人共全然変わってなかった…。
明日、久々に会えると思うと嬉しくてワクワクしてきたが、さすがに一日の疲れには敵わず私はそのまま目を閉じ、眠りについた。