第33章 結ばれる
それから意識を手放しそうになる程、激しく揺さぶられ、コトが終わると侑君は笑いながら、ぐったりした私の身体をバスタオルで優しく拭いてくれた。
お互いバスローブだけを身につけそのままベッドに沈んだ。
侑「ほら、ちゃんと水飲まなあかんで?」
今にも目が閉じてしまいそうな私に、ペットボトルを差し出してくれた。
「・・・ん、ありがと。」
ゴクゴクと喉を鳴らす私を、肘を突いて横になる侑君がじっと見ていた。
ん?と首を傾けると、
侑「なんかホンマに結ばれたんやな、、って思て。
手を伸ばせば届く距離に居るんやもんな…
俺今、めっちゃ幸せや〜。」
あぁ、、この笑顔が好きだなぁ、と侑君を見ながらつくづく思う。
出来ればこれから先、ずっと隣で見ていたい…。
サイドテーブルにペットボトルを置き、侑君の隣にゴロンと横になった。
ふわふわして温かい温もりが背中を包み、あまりの気持ちよさに目を閉じる。
「私も、今凄く幸せ…こんな気持ちにさせてくれてありがとう…、、あつむくん…。」
侑「こっちこそありがとう、や。
フッ、、もう目、閉じとるやん。
無理させてもうたな?・・・おやすみともみ。」
愛しい彼女の唇へキスを落とし、そっと抱きしめるようにして目を閉じた。
心もカラダも満たされた2人はぐっすりと眠りについた。