第4章 新たな出会い。
かよこ「フフフッそんな寂しい2人にお誘い!私達、毎年お盆の時期にうちの別荘に行くんだけど良かったらあなた達も来る?」
2人はお互い目を見合わせると、興奮した様子で同時に声を上げた。
「「行きますっ‼︎」」
想像通りの反応にかよこさんは吹き出した。
侑「別荘ってかよこさんセレブやん‼︎めっちゃ行きたい‼︎連れてって下さい〜かよこ様〜‼︎」
侑君は手を合わせてかよこさんに縋り付いている。
治「私達って事はみんなも行くん⁇」
かよこ「今のとこ、私とともみとあやかの3人ね。倫太郎と蓮は実家に帰るって言ってたわよね?」
蓮「はい、今年は残念っすけど。お盆は帰って来いって親がうるさいんで。あと俺ぬ可愛い彼女もおるし?高校最後の夏やし満喫せんとな。てか倫太郎も実家帰るんやろ?」
倫太郎「・・・いや、俺は行きます。」
蓮「え、そうなん?こないだ話した時は帰る言うてたのに。何や俺だけ仲間外れかいな。」
あやか「フフッ。倫太郎、実家帰ってる場合じゃなくなってしもたな?」
あやかさんがニヤニヤしながら倫太郎君に声を掛けると、倫太郎君はふぃっとそっぽを向いてしまった。
かよこ「倫太郎も別荘行くの初めてだし、行けるなら良かったわ!今年は賑やかになりそうね‼︎でもその前に、みんな明日からのテスト頑張りなさいね!」
俄然やる気の出た双子はハイタッチを交わし、よっしゃー!と叫んだ。
そんな2人を見て、今年の夏休みは賑やかになりそうだなとこの場にいる全員が思った。