第4章 新たな出会い。
でもこんな風に美味しいって夢中で食べてくれるのは嬉しい。
それに普段はみんな忙しく、なかなか揃って食事が出来ないからこんなに賑やかなのも久しぶりだった。
治「おかわり‼︎」
蓮「早っ‼︎マジで⁇」
あやか「カレー飲んだんちゃうん?」
まだ数分しか経ってないのに、治君の皿はすでに空っぽになっていた。
私は立ち上がり治君からお皿を受け取ろうとすると、
侑「ともみちゃん待って‼︎俺もおかわり‼︎」
蓮「ブッ‼︎嘘やろ?何なん?お前ら早食い競争でもしとるんか?」
治「早食い競争やったら俺の勝ちやな。」
侑「はー?何言うとんねん!おかわり言うタイミングが遅かっただけで、食べ終わったんは同時やったわ!ともみちゃん俺の大盛りで‼︎」
治「俺も大盛り‼︎」
まるで子供みたいなやりとりに何だか2人が可愛く思えてくる。
「すぐ用意しますね。」
2人からお皿を受け取りキッチンへ向かう。
かよこ「フフッほんと気持ちの良い食べっぷりね!ともみもちょっと嬉しそうじゃない?」
あやか「心なしか口元緩んでた気するで。」
倫太郎「・・・・」
大盛りのカレーをよそりテーブルに戻ると、大皿で出しておいたサラダやおかずが凄い早さで無くなっていた。
あやか「早食い競争に蓮も加ったみたいやで。」
蓮「のんびり食べとったら全部食べられてまうやん!んぐっ!グホッ」
蓮さんは一度に詰め込み過ぎたのか、慌てて水を飲んでいる。
いつものメンバーの中では蓮さんが1番食べてたけど、今日は双子達に押され気味だ。