第28章 MSBY
木兎「あっ、ともみちゃん!おみおみはそう言うのダメ、」
佐久早「・・少しだけ。」
木兎さんの声に被せるように佐久早選手が返事をした。
私は笑顔で返事をし、紙コップに半分ほどのジュースを作り佐久早選手の前にそっと置いた。
佐久早選手はペコッとお辞儀をし、マスクを下へずらすと梅ジュースを口にした。
「・・お口に合いました?」
佐久早選手は手早くマスクを戻すとコクッと頷き、
佐久早「・・美味い。」
マスク越しに小さな声が聞こえた。
「フフッ、良かったです。シロップ、沢山あるのでチームの皆さんで召し上がって下さい。」
木兎「・・今の聞いたか?日向…」
日向「やばいっすね、、今日雪降るんじゃ…?」