第27章 告白
黒尾「うまっ!やっぱイタリア仕込みのパスタは違うねー?」
「ほんとは平打ちの麺で作るのが本場なんだけどね、無かったから普通のパスタで作ってみた。」
今日は日曜日。
いつもよりゆっくり起きて掃除や洗濯を終えた後、昼に食べようとボロネーゼを仕込んでおいた。
多めに作って冷凍するつもりだったけど、珍しくクロが昼間から研磨の家に来た為、3人で食べる事にした。
黒尾「その辺のレストランで食うよりともみの料理のが断然美味いヨ?」
眉を上げ、口の端を吊り上げて笑うクロ。
「・・なんかクロに褒められると嘘臭く聞こえるんだけど。」
黒尾「・・ひでーな。そこは素直に喜んでいーとこなんですケド。」
研磨「で?クロ、今日は何しに来たの?ホントに昼だけ食べに来たワケじゃないんでしょ?」
研磨は器用にパスタをフォークに巻き付けパクッと口に入れる。
黒尾「さすが研磨、鋭いね〜。そ!今日はともみをデートに誘おうと思って来ました!」
研磨「・・・。」
「え、、デート?私と・・?」