第25章 新たな道
研磨はすでに株式会社を立ち上げ、バレーボール選手のスポンサーもしている。
他にも株式トレーダーや、YouTuber、プロゲーマーなど多岐に渡って活動している為、多忙な毎日を過ごしていた。
そこで研磨からの提案があった。
私の仕事が波に乗るまで、仕事のサポートをして欲しい。その代わりにタダで空き部屋を貸してくれるというものだった。
有り難い提案に私は一つ返事で頷いた。
その後はクロのツテでジュニアのバレーチームを紹介してもらい、食事指導やアドバイザーをしたり、料理教室でイタリアの家庭料理を紹介したり、フリーならではの働き方をしている。
コーヒーでも淹れようかと部屋を出た時、
ピンポーン
とインターフォンが鳴った。
研磨は寝ている為、私は慌てて玄関へ向かう。
「はーい」と返事をし、ガラガラと玄関を開けると、、
「・・・え?」
「・・・あれ?」
玄関の外に立つ人物に私は驚き目を見開いた。
「ども、、あれ?もしかして研磨の彼女さん…?」
「いっ、いえ!違います、、あのー…日向選手、ですよね…?」