第25章 新たな道
「・・あれ、クロ帰んなかったの?」
クロ「おっ?研磨が早起きするとは珍しーじゃん。」
「おはよう、研磨、、その様子だともしかして寝てない?」
研磨の目の下には薄っすらと隈が出来ていて、昨日と同じパーカーを着ていた。
研磨「おはよ。編集作業してたら寝そびれちゃった。野良達にご飯あげたら少し寝る。」
研磨は庭に来る野良猫に毎朝ご飯をあげている。
お陰で最初は1匹だけだった野良猫は今は3匹に増えたらしい。
「それなら研磨も朝ごはん一緒に食べよ?
すぐ支度するから。」
研磨「・・うん。じゃあお願い。」
私は笑っで頷き、キッチンへと足を向ける。
「ふふっ、3人で朝ごはん食べるなんて変な感じー。」
思わず頬が緩み、鍋に火をかけながら呟いた。