第22章 迷い。
侑「サムと角名に言われてん。イタリアなんか行くな!俺の側にいろ!って思うてる事、ハッキリ言って引き留めて来いって。」
「・・・・。」
侑「俺もそのつもりやったし、引き留めるつもりで話しに来たんやけど、、、。
なんかともみちゃんの顔見たらそれは何か違うって思った。」
「・・違う?」
侑君はコクッと頷く。
侑「だってともみちゃんの人生やん?そんなんともみちゃんが自分で決めなあかんやろ?
本音を言えばそりゃ、一緒に居りたいよ。
・・せやけど、それだけじゃあかんやん?」
侑君の真っ直ぐな視線が私に向けられた。