第18章 2度目の夏。
あやか「おっ!ええやーん♪行きたい行きたい!」
かよこ「あら、良いじゃなーい!侑君達も誘って行って来なさいよ♪出店も沢山出るだろうし楽しそうじゃない。」
佐々木「うち家が美容院やから浴衣持って来たら着付けしてくれるで?ともみちゃんとあやかさんも浴衣着るやろ?」
あやか「せやな!せっかくやし着ようかな。」
「私は持ってないし、普通の服で、、」
行く、と言おうとした時、かよこさんがポンっと私の肩を叩いた。
かよこ「ともみには私の浴衣を貸してあげる。」
ニコッと笑うかよこさんの言葉に甘えて貸してもらう事にした。
あやか「あー!てかちょっと待って⁈」
チラシを見ていたあやかさんが突然声を上げ、卓上に置いてあるカレンダーを手に取った。
そこで私もふと気付いた。
あやか「花火大会の日、侑君達インハイ本選の3日前やけど、、大丈夫やろか?」
予選を勝ち抜いた稲荷崎バレー部は8月の頭に本選を控えていた。
かよこ「あー、、そうねぇ…。現地入りするのは前日からだろうけど…。まぁ、駄目なら駄目で女子3人で楽しんで来たらいいんじゃない?」