• テキストサイズ

~拍手お礼倉庫~

第3章 《劇場版ヒット記念? ~夜兎ver.~》


「『劇場版銀魂第二弾、大ヒットおめでとう』って書かれたこの紙を読めって、阿伏兎に渡されたんだけど、なんで俺、出てないのに祝いの言葉なんてかけなきゃいけないのかな?」

「そりゃ、俺達に出番作るためだろ」

「こんなところに出て来て誰が喜ぶの? スクリーンで奴等全員皆殺しにした方が、俺のファンは喜ぶんじゃないかな。○○もそう思うだろ」

「んなもん、上映禁止になるに決まってんだろ、すっとこどっこい。大体、よく見りゃ俺達だってEDに少し映ってるんだぜ。なあ、○○も見ただろ? ほんの少しも出なかった奴等に比べりゃマシだろ」

「へえ、俺達、映ってるんだ?」

「団長、本当に全然、映画観てねーのか?」

「当たり前だろ。それよりこの映画、紅桜篇より興行収入上回ったんだってね? 俺がCMにも出てた紅桜篇よりも観に行く人が多いって、どういうことなんだろね」

「なんだ、団長。ガラにもなく拗ねてんのか?」

「まさか。俺は○○が観に行ってないなら、それでいいよ。もちろん、○○は観に行ってないよね」

「○○、劇場行ってねーのか?」

「行ってるわけないよね。○○は俺にしか興味ないんだから」

「この顔は……裏切られたな、団長」

「ふーん……殺しちゃうぞ」

(終わり)
/ 36ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp