第8章 激ダサファッション
キクリ「ちょっと気になったんだけど…涼子?貴方ルーズソックスだけじゃなくて更に何か履いてない??」
「ん?…あぁ、股引のこと?これも寒い時期の必須アイテムよね!」
涼子はスカートを捲った。
キクリ「もぅ!見せなくていいのに!」
ヤタカ「君!はしたないぞ!」
カンナギ「うわっ…コギャルもスケバンも違うな…ただの女捨てたババアだ。」
ヨルナミ「共学なのにこんな格好で平気とは…涼子さん恐るべし。」
そんなこんな話しているとクグラがやっと登校してきた。
クグラ「お〜は〜よ〜…。あぁ、ダリぃ…。」
ヨルナミ「おはようございます。遅刻ギリギリですよ?」
クグラ「昨日の夜から朝方までDVD観てたからさ〜…」
「えー!AV観てたの!?」
クグラ「ちげぇし!何でDVD=AVになるんだよ!」
「年頃の男はみんなAVを観るはずだろうが!!AVを観ないなんて…まさか貴様…イ◯ポ!?」
クグラ「AVを観ないとイ◯ポ扱いかよ!?」
ヤタカ「下品な会話はやめたまえ!」
カンナギ「なぁクグラよ…涼子見て何とも思わねぇのか?」
クグラ「は?何がだよ?」
ヨルナミ「何がって…絶滅危惧種と言われているスケバンとコギャルにおばさんを足したような格好してるんですよ?」
クグラ「なんだよ…そんくらい。ちょっとだらし無い部屋着姿ってだけじゃねぇか。」
カンナギ「何言ってんだ!?ちょっとどころかだいぶヤベェだろうが!」
クグラ「ん〜…まぁ言われてみればちょっと奇抜かもしれねぇけどそんな騒ぐ程でもないだろ。その格好に聖子ちゃんカットで現れたら超笑えるけどな!」
ヤタカ「涼子と一緒に居すぎて、だいぶ感覚が麻痺してるようだね。」
キクリ「そういえば中学の時はこんな変な格好してこなかったわよね?…まさかの高校デビュー!?」
「いやいや、キクリさんよ…もう冬なのに今更デビューはないでしょう。中学の時はね…まだ若かったからババシャツと裏起毛タイツで充分だったのよ…。」
ヨルナミ「ババシャツ着てる地点でもう若くないような気がしますが…。」
「今年になったら寒さが身にしみて裏起毛タイツ程度じゃ脚が冷えてね…。あっ、ババシャツは去年通り今も着てるわよ?」
涼子は服を捲ってババシャツを見せようとする。
ヤタカ「これ以上恥ずかしいことするのはやめたまえ!!」
終われ
