第50章 しゃっくり
そして放課後、家に帰った後も涼子のしゃっくりは止まらなかった。
「ひっ!…ひっ!」
ヨルナミ「ここまでしつこいしゃっくりなんて初めてですね。」
ヤタカ「もしかして病気かな??」
カンナギ「頭の病気か??」
「おい!…ひっ!…コラ!ひっ!失敬だ…ひっ!ぞ!」
キクリ「でもこんなに長く続くってことは何かあるんじゃないかしら?」
クグラ「まさか…お前酒飲んだわけじゃないよな??」
「は??…ひっ!なんでよ!?」
クグラ「父ちゃん酒飲むとよくしゃっくりするぜ??」
「あんたの…ひっ!飲んだくれ…ひっ!親父と…ひっ!一緒にするな!ひっ!飲んでないし!」
クグラ「飲んだくれ親父言うな!」
カンナギ「今、ネットで検索してみたんだけどよ?レモンかじるといいらしいぜ?」
クグラ「よし!俺の家にレモン少し残ってたから持ってくる!」
そして涼子にレモンを食べさせた。
「酸っぱ!!…ひっ!…ひっ!」
カンナギ「ダメかぁ!!」
クグラ「……おい!ヤベェのがあるぜ。」
カンナギ「ヤベェの??」
クグラ「アソコに指を入れるだってよ!!」
ヤタカ「なにー!?」
カンナギ「おっ!むっつりヤタカが反応しやがった。」
ヤタカ「むっつり言うな!!」
ヨルナミ「それって本当なのですか??」
キクリ「ねぇ、アソコってどこ??」
カンナギ「そりゃぁ…アソコって言えば女の…なぁ?」
キクリ「……もしかして!?」
クグラ「ギャハハハハハ!!みんなアソコに反応してやんの!アソコって書いてあるけどちゃんと続き見てみろよ?」
クグラはスマホを見せた。
カンナギ「…なんだよ!両耳の穴かよ!!」
キクリ「びっくりしたわ…。」
クグラ「女の股だと思ってみんなドキドキしたろ?」
ヤタカ「君が紛らわしい言い方するからだろ!」
クグラ「だってネットでもアソコって書いてあったし?」
ヨルナミ「…まぁそんなことより試してみたらどうです?」
クグラ「そうだな!涼子!顔貸せよ!」