第3章 呑んで、呑まれて、食べられて
「や、あっ……」
ビリビリと身体に電気が走るみたいだ。
久しぶりの刺激に、目に水滴が溜まる。
阿近の指の動きに合わせて足が動いてしまう。
「堪んねぇ……」
瞑った拍子に零れた雫を舐め取り、笑う。
その阿近の表情は妖艶さを醸し出している。
男の人にこんなこと言ったら変かもしれないけど、凄く色っぽい。
「悪いが我慢出来ねぇ」
溢れる愛液を指に纏わせ、そのまま1本中に入れる。
ゆっくりと入って来る感覚が久しぶりでかなり背中がゾワゾワする。
我慢出来ないと息を荒くする阿近の下腹部は、死覇装越しでもハッキリと分かるぐらいかなり大きく昂っていた。
その状態のまま居るのはかなり辛いだろう。
「そのまま挿れても良いよ……?辛くない?」
「慣らさねぇと痛ぇだろうが、俺のことは別にいんだよ。
久々なんだろ?」
「え、なんで……」
「反応見てりゃ分かる。
だがまぁ、そんなに持たねぇから雑になっちまうが……良いか?」
コクリと頷くと、指が増えた。
1本から2本、2本から3本。
質量が増すのと共に、快感も増す。
グチュグチュといやらしい水音に耳を塞ぎたくなる。
「あ、はぁ……んんんっ」
「ここ、良いだろ。凄ぇ締め付けて来る」
「やだ、言わないで」
3本でナカを解される頃にはすでに何も考えられなくなっていた。
「挿れるが、良いか?」
「ん、来て……」
大きくなった阿近自身が宛てがわれ、窮屈なナカをゆっくりと進んで行く。
中を押し広げるように進む。
じわじわと押し寄せる快感の波に怖くなってキュッと自分の手を握った。
「んっ、あ、あ……っ、おっき……」
「あ、おい、んなに締めんな、出る」
耐えるように眉間にシワを寄せる阿近が可愛い。
髪を撫でれば、悪戯っぽく口角を上げた。
「それは余裕ってことだな?」
仰向けになっている私の腰を掴むと、やっと全部入り切った自身を引き抜き、一気に奥に打ち付けた。
「あぁっ……!やぁ、はやいっ」
奥を突かれると目の前が眩むような快感が訪れる。
グチュグチュと阿近の動きに合わせて水音が鳴り、肌がぶつかる音がする。
「……あんまり持たねぇな、これは」
そう呟くと、激しく腰を動かし始めた。
私の腰を掴むとグリグリと奥を抉るように押し込み、掻き回す。