第48章 Marry ☆
けれど、うん。ともいいよ。とも言わないミコト。
きっと、雑誌の続きを読みたい欲と、俺とこの先を楽しみたい欲。その間にいるんだろう。
もう一押しか…
そう思った俺は、ミコトの首筋に舌を這わせた。
そして同時に胸元へ手を滑らせ、ミコトが感じるところをギリギリ触れない箇所を刺激する。
「なぁ…抱いてもいいか?
いいなら、キスしてくれ…ミコトから」
そうミコトに選択権を与えると、根負けしたのか俺の首に腕を回し、甘えるように俺の唇を奪いに来る。
「っん…ッ」
「ミコト…」
可愛い…ミコトから俺を求めてくれるのが嬉しくて、俺はついいつもこんな風に試してしまう。
ベッドまで連れて行ってる余裕もなく、俺はソファーの上でミコトの服の上から膨らみに触れた。
服の上から触れても十分に柔らかいそれ。
ずっと触っていたい…と思いながらキスを重ねることもやめないでいると、ミコトの吐息が少しずつ荒くなっていく。
「っんっ…ぁ…ン…」
次第に物足りなくなってきたのか、ミコトは俺の手を取ると、自分で服を捲り、さらに下着の下へ俺の手を誘導した。
「直接…して?」
「お前、煽るの得意だよな」
一気に進みたくなった俺は、下着のホックを外して取り払い、左手で直接乳房を揉む。
そして右手は太ももを滑らせてショーツの隙間から蜜壺の入り口をなぞる。
脱がせる手間すら惜しく、ショーツを履かせたまま指を2本挿入した。
ズププッ…
「っんんんっ…」
「濡れすぎ」
初手から2本すんなり入るぐらいの潤い方に、俺の我慢はあっさりと崩壊。
指を奥まで埋めてはぐちゅぐちゅと音を立てて掻き回し、唇を貪り、胸の形が変わるぐらいに激しく揉んだ。
「っんっぅ…ふ…ッ…ぅ…」
「っ…やべ…我慢できねえ…」
ボクサーの中で硬く大きく肥大化した俺の欲望は、スーツを突き破ってくるんじゃないかと思うぐらい勃ち上がって痛いぐらいだ。
ガチャガチャとベルトを外したはいいものの、スーツのパンツを脱ぐのもミコトのショーツを脱がせるのも煩わしい。
俺は自身の肉棒を取り出すと、ミコトのショーツを履かせたままずらし、ちゅぷ…と入り口へあてがう。