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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第4章 俺と萩原





松田side


萩はいつも、俺の隣にいた。

小学生の頃から、2人でヤンチャして気づけばもう22だ。

まさかこんなに長いこと、こいつとトモダチやることになるとは、思っても見なかった。


萩は俺の人生でなくてはならない存在だった。

それは、萩原研二そのものがそうだと言う意味もあるが、その萩にもれなくついてくる姉と妹の存在も、大きかった。


小学生の頃、初めて千速を見た時、俺はこいつと絶対結婚する。
ガキながら、そんなマセた事を思った。

そして、初めてミコトを見た時、俺はこいつを一生守ってやる。
まるで自分の妹のように、可愛くて仕方なかった。


俺たち4人は、小さい頃からよく一緒に遊んでた。
俺はずっと、どんな時も千速を目で追いかけていて、ふとした時にミコトを思い出し、迷子になっていないか周りを探す。
それがクセだった気がする。


そんな俺がミコトの事を妹だと思えなくなったのは、ミコトが高校生になってからだ。


当時俺は大学生。
萩と俺と共通のダチといる時、ミコトの話題が上がることが多くなっていた。


「萩の妹が超絶可愛い」


そんなことを、誰かが言い出したのがきっかけだ。


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