第21章 酔っ払った萩原妹 ☆
むにゅ…と柔らかくて俺が1番好きな感触が欲望を掻き立てる。
「馬鹿…マジで襲うぞお前…」
「バカはじんぺーくんでしょ?」
「はあ?」
「わたしが陣平くんを襲うから」
そう言うと、ミコトは俺の身体を勢いよく後ろに押し倒した。
驚きのあまり目を丸くする俺。
ミコトは俺の身体を上に下着姿で乗っかり、腕で谷間を強調させながら俺を見下ろした。
「っ…」
ごく…と喉を鳴らすと同時に、俺の股間に血液が集中していく。
それは、上に跨るミコトにもすぐにわかったらしく、ワザと腰を動かして俺の硬くなったモノにアソコをグリ…と擦った。
「陣平くん、おっきくなってる。
エッチ…」
「お前の方がエッチだろ…どう考えてもこの状況」
というかこいつ、酔っ払いのくせに!
さっきまで俺がいないと帰ってもこれなかったくせに!
心の中でそうツッコミを入れていると、ミコトは相変わらずトロンとした顔で俺を見つめてくる。
「エッチなわたしは嫌い?」
「嫌いなわけ…」
むしろ好きだ。ちくしょー。
そう言おうとした自分を、寸前で思いとどまらせた。
酔っ払い相手に何言ってんだ…
すると、ミコトが俺の手をそっと掴んだ。
そして、さっきと同じように俺の両手を自分の両胸の上にぎゅっと押し当てる。
むにゅ…と柔らかい感覚が手のひらを伝ってやって来て、視覚的にも俺がミコトの胸を鷲掴みにしている様が目に映る。
「気持ちよくして?」
「…お前が俺を襲うんじゃなかったのかよ」
「そうだよ?」
そう言うと、ミコトはスッと腰を浮かせ、俺の履いていたデニムのベルトをかちゃ…と外した。