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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第19章 ハッピーバースデー陣平くん ☆




夏が終わり涼しい風が吹き始めた頃、わたしはショッピングモールのメンズ館で2時間も長考していた。


「もー。ミコト。
プレゼントなんて早く決めちゃいなよー。
もう2時間経つよ?」

「だってー!男の人が欲しいものって全然ピンと来ないんだもん」


アユが呆れ顔でわたしを見ながら時計を見た。

そう。
明日は陣平くんの誕生日。

恋人同士になって初めて2人で過ごす大切な日をどうしても失敗したくないわたしは、プレゼント選びもそれはそれは慎重になる。

わたしのハタチの誕生日をあんなに素敵な1日にしてくれたんだもん。

わたしだって、陣平くんに喜んでもらいたい。
なんなら感動して泣いてもらいたいぐらいだ。


忘れられない、素敵な思い出にしたい…

そう思いながらショップを行ったり来たりしている。


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