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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第14章 桜の木の下で ☆




どくどくと流れ出てくるそれを、ミコトに直接注ぎたかったと、独占欲すら出てくる。


「陣平くん…」

「ん?」

「ずっと、一緒にいてね…」


繋がったまま、ミコトは俺の身体にしがみつきながらそう言った。

ずっと一緒に。
ずっと と言う単語が妙に抽象的に思えて、俺はその言葉を咄嗟に言い直した。


「死ぬまで一緒だ」

「死なないで…死んじゃやだよ…」


死ぬと言うワードに敏感なミコトは肩を震わせながら俺を恨んだ目で見てくる。


「…じゃあ、100歳まで一緒。
これならいいだろ?」

「…うん。合格」


まるで屁理屈みたいなやり取りに、2人で顔を見合わせて笑った。
100歳まで一緒。
それが叶う確率は一体何%なんだろうな。

まあけど、もし神様が俺たちを引き離そうとしていたら、あの世にいる萩原が神様をぶっ飛ばしてくれそうだ。

俺とミコトは大丈夫。
100歳まで一緒にいられる。

そう信じて疑わない自分がいたんだ。


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