第1章 角部屋の小鳥
エリカが一番好きなのはリゼルだが、同時に複数の男たちにめちゃくちゃにされたい願望も密かに持っていた。
更に外でセックスをしたり、緊縛をされたり、視姦をされたり、言葉責めをされたり…そういう羞恥プレイの願望もあったのは、リゼルも調教をして初めて知った。
清純で清楚な女であるとリゼルも思っていたが、蓋を開けてみれば淫乱の素質が大いにあった。
「エリカは、セックスが好き?」
「はい…気持ちよくて…私の身体で興奮してもらえると嬉しいんです…♡」
エリカは娼婦の才能がある。
しかし、リゼルは手放さない。
美しく波打つ銀色の長い髪に、蜂蜜色のとろける瞳。17歳にしては胸が大きく、まろやかな体つき。吸い付くような肌に、蜜壷は名器だった。
こんなにいい女、売るのはもったいない。
「一生、俺の籠の中にいてね。いい声で鳴いてくれ、俺の小鳥」
「ぁんっ♡あぁっん♡はぁっんんっ♡」
艶めきの増した声で鳴き続ける小鳥は、明日も明後日も愛の蜜を溢れさせる。