第9章 同棲気分??
side夢主
なんだか体が少しダルい。
隣を見ればスースー寝息をたてているたかちゃん。たかちゃんの寝顔を見つめてたら昨日の夜を思い出してすごく恥ずかしくなった。たかちゃんにたくさん見られちゃったんだ…。
「ん…っ。東堂…おはよ」
『あ、おはようたかちゃんっわあっ』
私をぎゅっと抱き寄せ首筋に鼻をよせるたかちゃん。
「昨日のお前…ちょー可愛かった…。」
せっかく思い出さないようにしてたのに!
『た、たかちゃん!もう!
思い出さないで!忘れてよ…っ』
「ははっ。忘れねえよばーかっ」
この笑顔…ズルい…。
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side三ツ谷
翌朝目をあけるとすぐに東堂の可愛い顔が視界に入った。俺を見つめて顔を赤らめている。なんだよ、昨日の事でも思い出して照れてんのか?
「ん…っ。東堂…おはよ」
『あ、おはようたかちゃんっわあっ』
隣にいるコイツが愛おしくて思わず抱きしめた。綺麗な首筋に鼻をよせてくっつけばまた顔を赤らめるから少しいじめたくなった。
「昨日のお前…ちょー可愛かった…。」
『た、たかちゃん!もう!
思い出さないで!忘れてよ…っ』
あーかわいい。
「ははっ。忘れねえよばーかっ」
好きな女の乱れた姿を忘れる男がどこにいんだよ。あんなことして付き合ってないなんて不思議だよな。俺はこんなにお前のことが欲しいのに…東堂にとって俺はどんな存在なんだろう。
俺は…俺は東堂が大好きだよ。
お前じゃなきゃダメなんだよ…。
他の誰にも渡したくねんだ…。
なんてまだ言えないけどよ…いつか伝えるよ。
そのあと瀬川さんが帰ってきて俺たちの1週間プチ同棲生活は幕を閉じた。