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ラヴレター─君が遺した日記─

第4章 終焉の時


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きっと


日本に居る限り


行こうと思えば、すぐ傍にあるはずの海





この地球の


大部分を占めている海





何処に居てもきっと


海は貴方の近くに有るはずだ





だからね、章くん





私を


海へ連れて行って





そして私は


其処で


その一部になりたいの





私が海になったら


何時だって貴方が逢いに来れるでしょう?





だって


海は世界中何処にでも有って





そして


繋がっている





章くん


私の最後の我が儘です





お願い


どうか私を





海へ


連れて行って下さい





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