第3章 高速
休憩を終えて走り出すと、健吾さんが無茶なことを言い出した。
「志保さん、服を脱いでください」
「えっ、車の中で!?」
そんなことしたら、隣を走ってる車から見られちゃう。
「運転してて志保さんを抱けないので、せめてオナニーして見せてほしいんです」
服を脱ぐだけじゃなくて、オナニーもなんて…。
恥ずかしいけど、彼がそれで喜んでくれるなら…。
「するけど、脇見運転はダメですよ…?」
私はいそいそと服を脱いで下着姿になる。
今日のために新調した、ワインレッドに黒い薔薇の刺繍のハーフカップブラと、セットのTバックショーツだけになる。
走る車の中で、カーテンも何もなくて、こんなの恥ずかしすぎる…。