第1章 妹の彼氏に犯されて
ぴちゃぴちゃと卑猥な音を響かせながら、丁寧に私のアソコを舐めてくれる真人くん。今、彼に犯されている。体だけじゃない……私は心まで彼に犯されてしまっている。
少し視線を下にすると、まるで獲物を狩る猛獣のような目をした真人くんと視線がぶつかった。先ほどまでの悦に浸っていた表情とは違い、雄々しい表情に心臓が鷲掴みされたようにぎゅんと締め付けられる。
──喰われる。本能的にそう思わずにはいられない瞳に、私は腰を震わせた。それだけじゃない、アソコはきゅんきゅん疼き、愛液も壊れた蛇口のように止まるすべを無くしている。
「お姉さん、マゾなんですね」
「ひ、ぁ……ちが!」
「あ、喋らないで舌動かさないとでしたねー」
ぢゅ ぢゅるる
「んあ! あん、ああ!」
「あー。クリトリスも舐めてーって大きくなってきてますよ」
「そ、そんなぁ……言わ、ないでえ!」
「でもこのままじゃ不公平だと思いません? 俺、お姉さんの体はみんな等しく愛したいと思ってるんで」
「あああ! こす、こすんないで!」
「ええー? ヌラヌラの愛液塗りつけた指で擦られんの、よくないですか? ほら、ほらぁ」
「んうっ! ッア!」
「あは、お尻の穴まで濡れ濡れぇ」
よすぎるから困るの! とは言えず、与えられる快楽に身を委ねながらただただ喘ぐ。春佳ズルいよお……こんな、こんな気持ちのいいセックスを真人くんとシてたなんてえ!
火照った体を冷ますようにタイル張りの壁に体を預ける。熱くなった体にひんやりとした感覚がとても気持ちいい、が、すぐに私の熱と同化して温くなってしまった。自分でシているときとはまるで違う……追いたてられるような快楽。
まるでクモの巣に絡まった蝶のように、もがけばもがくほど私は彼から逃れることができなくなっていく。
ハァーと大きく息を吐いたのとほぼ同時、私の大事なところに彼の指が三本も入ってきた刺激で体を弓なりに反らす。指を出し入れするだけでは物足りないのか、意地悪なことに親指でずっと私の秘芽をいじり続けている真人くんにだらしない顔を向けると、ぱちりと目が合った。
艶かしく舌なめずりをしたかと思えば、ほのかに赤く色づいた私の乳首をまた口に含んで弄び始めた。