社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第5章 謎の多い会社
ぺ「...フフフ。冗談だと思われてしまったようだな。ペロリン♪」
カ「ところで、・・・國生さんは何故接客コンテストに出場しないのか?
知らない訳ではないだろう?」
『えっ?接客コンテストはバイト・パート又は一般社員が対象者ですよね?
だから、SVの役職の私は対象外だと言われてましたが、、、。』
カ「・・・(知ってはいるが、”あの枠”は?)
特別審査枠は知ってるか?」
『あの指定された人はほぼ強制的に出場させられるってやつですよね?、、それも、”私(國生 椿姫)は入っていないよ”って毎回言われていたので、本当に対象外だと・・・』
カ「(國生さんが入っていないだと?!そんなはずは・・・)
それはいつも誰から聞いている?」
『このエリアを担当してる上司の近藤さんですけど、、、。』
カ「...本当だな?(それが本当なら)」
『?・・・はい。いつも近藤さんの指示の元、こちらで接客コンテストの候補者を決めてるので、
コンテストの期間と決勝の日にちと場所ぐらいしかいつも聞かされていないですね。』
カ「そうか・・・(色々調べる必要がありそうだな)」
『........何かありましたか?』
カ「良いや、こちらの問題だ。気にするな。」
『は、はぁ、』
こうしてイオン杜丘店での店舗査定も無事に終わったのであった。
カ「・・・ぺロス兄、どう思う?」
ぺ「それは國生さんがお前の言う"接客コンテスト"に出場しない事への疑問か?」
カ「それもあるが、・・・今日1日でアイツの会社のこのエリアの店舗全てで会った。
普通、アイツの立場ならSVとして俺たちを案内すると言う理由で、店に入らずに共に店舗を回るならわかるが、
案内としてではなく、店に入り、接客しながら俺たちの対応をしてというのを3店舗全てでやった。
さすがにおかしいだろう?」
ぺ「そうだな。人がいないなら厚めに求人をかければいい。
この店で、いくらフランチャイズであっても人が来ないのはさすがにおかしすぎる。
お前の店なら、喜んで応募するだろう?」
カ「あぁ、現にどの地域も人が集まりすぎていることに頭を抱えるくらいだ。
ここが例外とは言いきれない。」
ぺ「裏が大量に出てきそうだな。ペロリン♪」
カ「・・・今夜の飲み会が楽しみだ。」