社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第30章 初デート
『なのにゼロになるどころか、めちゃくちゃプラスになっていたんですけど?
引き落とし解除するのはする、継続の物は万国銀行に移す目的があって、それを確認するために預かったんですよね?
しかも、よくよく見たら、前の会社から入金されてて、それが1月分の給料以上すぎるくらい多い金額が入っていたんですけど?振込金額が見たことない金額でしたよ?!
なぜこんなことになっているんですか?』
カ「そんなことか。
いままで椿姫がちゃんと支払われなかった分の金を入れさせたんだ。
アイツらが横領した分をきっちり返してもらってな。
その分を椿姫の口座にも振分けたんだ。
なにも不正なことはしていない。」
『そ、それでも、いきなりあんな大金が入金されていたら、戸惑いますよ!
何かの間違いだと思ったじゃないですか?
思わず彰子ママに確認しましたよ!
どういうことだろうって。』
カ「彰子にも話したんだ。
椿姫以外の社員はちゃんと金は支払われているのに、お前には払われていない。
だから、その分とプラスで慰謝料だ。
そう思えば納得だろう?
俺はちゃんと椿姫の権利を主張させただけだ。」
『彰子ママにも似たようなこと言われたー。
せめて一言事前に言ってくださいよ。
変にお金があると、変に困りますんで。』
カ「そうか・・・」
『振り分けたって言っていましたけど、後はメインドーナツへの慰謝料でもらったんですか?』
カ「そうだ。
それも含まれている。」
『それなら、全部メインドーナツが持っていけばいいのに・・・』
カ「俺たちはそんなに金は要らねぇ。
だが、いくらかでもそういう実積があれば、いろいろ対応も変わってくるからな。
だからメインを椿姫にして、俺たちは少しばかり頂いただけだ。」
『そうなんですか。』
カ「あぁ。(まぁ、彰子にもいろいろ手間はかけさせたし、協力してもらったからな。
その分は謝礼としてしっかりそこから払わせてもらったぞ。)
椿姫、その金はお前のだ。
だが、その口座の銀行はこちらにないから、不安なら万国銀行で預貯金で預けたらどうだ?その方が安心だろう?」
『あ、そうですね?
それだと金利も上がったりしますか?』
カ「相当貯まるだろうな?」
『なら、後で手続きしないとな。』