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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第28章 新生活下準備



あれから数日。

そろそろ本格的に動いても良さそうだったため、メインドーナツ本社に行き、担当者と共にこれから住む部屋まで案内してもらい、ルールや設備などを説明してもらった。

椿姫が想像していたより広く、使い勝手の良さそうな部屋の作りに疑問に思い、担当者に聞いてみると何でも、

この社員寮であるマンションを建てる計画のあったのは5年ほど前で、ちょうど椿姫の立て直し発表があったころの事。

椿姫を必ずうちに入れるからと言って、当時から椿姫用の部屋の計画を立てていた事。
その時に、椿姫が不便なく生活できるような作りにしようと設計された事。

椿姫が中々うちに来なくても、必ず空けておけ。誰も入れるなと社長直々に釘を刺されていた事。

以上のことがあり、このような立派な部屋になったのだと説明を受けた。

全ての説明を終えた担当者は、椿姫に部屋の鍵を渡して、何かわからないことがあったらいつでも言ってもらって大丈夫と言って、本社に帰っていった。

部屋に残された椿姫は、室内に置かれたベッジ達が実家から運び出し、置いて行ってくれた荷物の確認を始める。

『ひと通り部屋見たけど・・・

1LDKって何?キッチンもキレイで広々としてるし・・・
あの人のあの説明だと、5年ぐらい前からの計画で、私用に用意された部屋ってことだよね?

普通こういったマンションって、最上階が1番人気だし、大体は役職が付いている人が住むよね?

・・・カタクリさんはその時から私を贔屓してたのかな?』

メインドーナツの本社や直営店に勤める社員は、専用の寮に住むことになるのだが、社員も年々増加したり、建物の老朽化が進んだりしてメンテナンスより、新築として建てた方が良いのではないかと話が6年ほど前に上がったのだ。

その話が進んでいる間に、椿姫の立て直しの発表があり、その内容を聞いたカタクリが"必ず椿姫をうちに引っこ抜く"と言って、椿姫が入社した時の専用の部屋も作らせた。

実際の所、入居自体はすぐにできるのだが、竣工・引渡しされてから年数が少し経っていたため、室内の清掃と設備の点検をさせたために、少し日数がかかってしまった。

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