• テキストサイズ

社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第27章 不器用な男の愛し方



カ「お前は実家と絶縁しただろう?

ならもう必要ないし、万が一、しつこく連絡してくる可能性もある。

その対策として、新しい携帯をお前は持っておいてくれ。」

『・・・それなら、あの人たちから繋がらなくなるんじゃ・・・そうなった場合、こっちに乗り込んでくるんじゃ?』

カ「その対策も大丈夫だ。」

カタクリはそう言うと、鞄からもう1つの携帯を取り出した。

『あ!これ私の!』

カ「あぁ、この携帯からそこにある新しい携帯にデータは移動した。
不要なものは省いてな。

だが、こっちはまだ解約はしていない。
一応、電話でもメールでもまだ連絡が来るようになっている。

それはお前の元家族がいきなり連絡してきても良いようにだ。
もっとも、コレがあることにより、コレに連絡するくらいで最初は行動はしないだろう。

行動してくる時は必ず何かしら送ってくるはずだ。
そうなる前に、俺はコイツで確認して動こうと思ってな。

証拠としても取っておける。」

『おおー。対策完璧ですね・・・

でも、カタクリさんが持ってるんですか?』

カ「あぁ、その方が早く動けるし、家の力も1番発揮出来る。

だから何も心配することはない。」

『はぁ・・・』

カ「その新しい携帯の中身を確認して、足りないデータがもしあったら言ってくれ。

いつでも出そう。」

『はい。わかりました。』

カ「ところで、椿姫は携帯のロックとかはかけないのか?

大半の人間がロックをかけると思うが...」

『あぁ、私の場合は他に見る人なんていませんし、自分が使う時にいちいちロック解除も面倒で...どうせ見られて困るものなんてありませんから。

だから私は携帯ロックかけないんですよ。』

カ「そうか・・・これからはロックをかけるようにした方が良い。

東京じゃ、落とした時に悪用されかねない。
それを防ぐためにもな。」

『わかりました。検討します。』

カ「よし、では次だが・・・」

カタクリは椿姫に、メインドーナツの入社についての書類を見せて説明していく。

ほとんどの書類はカタクリか中山が来た時にでも渡せば良いと言って、一通り説明を終えた。

カ「最後に、これは今書いて欲しい書類だ。」

『これは...なんですか?....万国(トットランド)銀行?』

/ 427ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp